1957(昭和32年)/8/6公開 34分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10290
配給:東映 製作:東映
徳川幕府の発見した金山に隠されているウラン鉱の秘密を狙って、大胆不敵に跳梁する怪人二十面相に対する名探偵・明智小五郎とお馴染み少年探偵団の活躍を描く。
嵐の夜、柳沢家の廊下に現れた影。鉄塔王国で死んだはずの二十面相が突然現れ、「君のご先祖に用があったからだ」と嘯きながら消えた。二十面相の狙いは江戸時代に柳沢家の八代目が残した文献とまでは見当がついたが、名探偵・明智小五郎は現当主・柳沢久光から「夜光の帝王」という名の時計を渡されてその真意に気づく。時計の裏側には地図が隠されており、二十面相はこれを狙っていたのだ。その夜、柳沢家ではパーティーが予定されていた。警視庁の中村刑事をはじめとする捜査陣や明智探偵、そしてウェイトレスに変装した助手のマリ子や少年探偵団が警戒する中、パーティーは華やかに開かれた。だが二十面相は手下のローズ・ハリーと共に進入に成功、明智探偵たちが追い詰めるも、少年探偵団の相川と昌一を人質にして窓から脱出する。翌日、明智のもとにナイターの招待券と共に脅迫状が届く。夜光の帝王を柳沢の娘・雪子に持たせてナイターに来いというのだ。明智はマリ子を雪子に変装させて、ナイターに向かわせるのだが…。
「少年探偵団」シリーズ(9)