1957(昭和32年)/8/11公開 45分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10291
配給:東映 製作:東映
地図を奪って逃げる二十面相を追い、金山の謎を秘める浅間山麓に到着した明智探偵の一行が、大激闘の末、噴火口に二十面相を葬りさる完結篇。
不適な笑い声と共に消えた二十面相の行方は分からず、明智小五郎は柳沢家当主・久光から「夜行の帝王」のいわくを聞く。「夜行の帝王」に関する秘密を知るものは、昔は柳沢家の家老として代々仕え、今は浅間の麓で先祖の神社を守る星川老人と、牧場を経営する古谷、そして巫女である河合の三人だけだという。明智たちはまず星川老人の下を訪れ、老人の神社に家宝として伝わる文箱があることを聞き出した。だが、その文箱は既に二十面相に盗まれており、その後、星川老人も幽閉され、謎の地図の解読を迫られていた。だが実は、老人は明智探偵の変装した姿であり、二人は壮絶な格闘の末、駆けつけた少年探偵団に追い詰められて水の中へ姿を消す。謎の地図の解明の為に、明智は残る古谷と河合を訪ねるのだが、既に二人とも二十面相にさらわれてしまった後だった。柳沢の娘・雪子も誘拐され、二十面相は人質の命と引き換えにウラン鉱の場所を教えるよう脅迫。その対決場所を浅間高原に指定してきた…。
「少年探偵団」シリーズ(9)