1957(昭和32年)/9/1公開 58分 モノクロ スタンダード 映倫番号:10307
配給:東映 製作:東映
迷い子を拾った城北大学の柔道部主将とアルバイト大学生の二人組が、はからずも町の悪ポスと真っ向から対立して巻き起す恋と笑いの爆笑喜劇。
東京の下町にある宮原クリーニング店。その二階に下宿している桂木健太郎と野茂三平の二人組は、田舎では坊ちゃんで柔道部のキャプテンである桂木とアイスキャンディー売りのバイトをしている三平と、立場は大きく違うものの親友同士だ。一方、隣町のブリキ屋・山岡商店ではオモチャ狂の留さんが、今日も新型のレーダー付模型飛行機を作って売り込みに出ていた。留さんは8人の子沢山で、女房のお咲は芸者をしている姪の文江から子供の照夫を預かって養育費をせしめている。ある日、アイスキャンディーを売りに来た三平は、照夫の飛行機が電線に引っかかってるのを取ってあげるのだが、偶々目に入った女学校のプールに思わず注目してしまい、痴漢扱いされて一目散。気がついたら照夫と一緒に逃げてしまったため、照夫の家がわからなくなってしまった。とりあえず自分たちの下宿で一緒に暮らすことにして、下宿先の娘・夏子に面倒をお願いした。一方大騒ぎなのは山岡家。お咲は文江に早速連絡する。たまたま嫌な常連客の大島社長から身請け話で言い寄られ困っていた時のこの騒ぎ。手を尽くして探し出し、漸く宮原クリーニング店にいることが判明、早速出向いてきた。綺麗な女性と話す桂木の姿に気が気じゃない夏子。しかも後日、照夫を連れて桂木と文江が遊園地で観覧車に乗っていることを知らされ、夏子は更におかんむり。そんなある日、照夫が井戸に落ちて大怪我をしたとの連絡が…。