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ふるさとの唄 哀愁のりんご園

Hometown Elegy

1957(昭和32年)/10/29公開 56分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10391 
配給:東映 製作:東映

美しい田園を背景に、恋に破れた一青年が辿る哀切胸うつ人生行路を、名調三橋美智也の唄声に乗せて贈る歌謡映画の傑作。

ふるさとの唄 哀愁のりんご園
(C)東映

ストーリー

信州山麓のリンゴ園で働く道夫は、母のお栄と二人貧しく暮らしていた。もともとは父のものだったリンゴ園だが、人手に渡ってしまった今でも道夫は楽しく働いていた。人がよく唄好きの彼は同僚からは人気だったが、園主からはよく叱られていた。そんな道夫を慰めてくれる隣家の娘・お春に、道夫は恋心を抱いていた。ある日、道夫の親友・健太郎が、有名な評論家・谷沢先生がこの村を訪ねて来ているという。だが道夫にはそんな評論家先生よりも、彼の家が三万円の税金未払いの督促を受けていることのほうが重要だった。村長宅では村の有力者が谷沢先生の怪気炎に呑まれている。翌朝、春子に告白するためのプレゼントを探しに、春子と一緒に外に出た道夫は、その途中、戦死した兄・恵吉の嫁・千代とバッタリ出くわす。恵吉の命日に墓参りに来た千代だったが、未だにお栄は千代のことを認めておらず門前払いしてしまった。そしてとうとう差し押さえの封印が織機などに貼られてしまうことに・・・。道夫は税金の工面に青年会の積立金を借りようとするが、既に積立金は谷沢先生に貸してしまったという。だが、その谷川先生は姿を消してしまい、首をかしげる青年団たち。そこへ会員の一人が、「谷沢先生の偽者横行中」との記事を抱えて飛び込んできた・・・。

ふるさとの唄 哀愁のりんご園
(C)東映
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