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富士に立つ影

Shadow over Fuji

1957(昭和32年)/10/29公開 104分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10384 
配給:東映 製作:東映

麗峰富士の裾野に激動する波瀾の築城秘話。正義と平和のために、身を挺して闘う逞しい人問像を描破した一大雄渾巨篇。

富士に立つ影
(C)東映

ストーリー

文化二年、徳川も十一代将軍・家斉の治世下。内外の時局を恐れた幕府は、最新の軍略研究の為、富士の裾野に一大訓練場を築城することとなった。当時、築城学の双璧と唄われた佐藤菊太郎、熊木伯典の両者に白羽の矢が立てられ、いずれかに築城軍師の地位を与えるべく大問答を戦わせることとなった。工事奉行の水野家家老・長坂州蔵らは伯典と結託し、下調べという名分の下で裾野一帯を荒らしまわる。一方、菊太郎は富士の裾野を眺めながら、明日に迫った伯典との対決に万全の用意をしていた。伯典と菊太郎の対決を知った菊太郎の許婚・お染だったが、菊太郎の揚げた花火の爆音に驚いて猿谷に落ちてしまった。伯典の手下・怪童三平はお染を助けて水野家の別邸に運び込む。そのことを知った菊太郎はお染を迎えに行くが、すでにお染は姿を消していた。そして翌日、築城問答が行われるが、互いに一歩も引かない論戦に、ついには用具運搬用の牛車比べで決着をつけることとなる・・・。

富士に立つ影
(C)東映
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