1957(昭和32年)/12/15公開 63分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10445
配給:東映 製作:東映
甲賀流勝つか伊賀流勝つか?!大阪城隠し砦の絵図面を狙って、火花散る忍術比べ、伏見扇太郎・尾上鯉之助が、少年ファンの血を沸かす文句なしの痛快篇。
戦国の世を平定した豊臣秀吉は、大阪に金城鉄壁を築いた。だがいまだ油断ならない諸国が牙を磨いている状態において、秀吉は福島正則の家臣・山城大力丸に大阪城の隠し砦の絵図面守護を依頼する密書を、甲賀流忍術の戸沢白雲斎の元に届けるよう命じる。だがその途中、大力丸は伊賀流忍者の石川五右衛門の妨害にあい、密書は百地三太夫の手に渡ってしまった。甲賀流と敵対していた伊賀流の三太夫は、天下を狙う徳川家康と結託、隠し砦の絵図面と秀吉暗殺の密命を受けた。一方、稲葉山では白雲斎の弟子である戸沢虎若丸が大力丸を助け、白雲斎の命により絵図面を守るために大阪城に向かう。虎若丸は秀吉たちに認められ、福島正則邸の警護に当たるが、早速、五右衛門とその部下・さぎりが絵図面を奪いに襲撃してきた。辛くもさぎりを捕える事に成功するが、五右衛門は正則の一人娘・おねねを人質に絵図面との交換を要求してきた。大力丸はおねね奪還に向かうのだが、白紙の絵図面をつかまされた五右衛門は怒り、おねねの胸元めがけて手裏剣を投げつける…!