1958(昭和33年)/2/25公開 51分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10539
配給:東映 製作:東映
透明人間となってウラン鉱の鍵を秘めるエジプトの王冠を狙う怪人二十面相を向こうに廻して、おなじみ少年探偵団が手に汗握る大活躍を展開する白熱の冒険活劇。
放射能を使って透明人間を作り出すという発明がついに完成した。だがその瞬間、二十面相が突然現れ、発明者である技師長を透明人間にしてしまった。居合わせた少年探偵団たちに「明智も団員もみな透明人間にしてみせる」と言い残し消え去った。明智探偵にこのことを報せにいこうとした探偵団は、途中で奇妙な男に出会う。顔全体を包帯で覆ったその男は、宝石店の前で包帯を解き始めた。するとあるべきはずの顔がそこにはなかったのだ。翌朝、透明人間が宝石店を襲撃したニュースが新聞に並び、少年団は各宝石店の見張りを開始した。その中の1店舗で、無人運転の車が止まり、中から骸骨顔の男が現れ、ビルの地下室に消えていった。一方その頃、島田少年の姉・あき子が小包を明智探偵のもとに持ってきた。その小包こそ、怪人二十面相が差し向けた時限爆弾だった。間一髪で爆発から逃れられた明智探偵。二十面相は、透明人間を使って国宝レベルの宝石を奪おうと計画しているらしい。二十面相が島田邸に現れた。彼は島田邸にある秘宝・エジプトの王冠を奪うと宣言して、闇夜に消えていった…。
「少年探偵団」シリーズ(9)