1958(昭和33年)/5/12公開 92分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10653
配給:東映 製作:東映
京の都に颯爽と姿を現した御存知遠山の金さんが、江戸城抜け穴の偽絵図面事件をめぐり、胸のすく名啖呵、剣と度胸で時代劇ファンを魅了する金さんシリーズの決定版。
江戸城抜穴の図面に、当時の島津、黒田、鍋島各藩主の署名血判があり、それを京都二條城御在番・塩谷遠江守、鎌沢因幡守の二人が探し出し、それをネタに各藩から多額の金品を強請り取っているという噂が、北町奉行・遠山左衛門慰景晋の耳に入る。両者を詮議するが証拠不十分ということで、逆に取調不充分の廉でお役御免の憂き目にあう。残る頼みの綱として、我が子金四郎宅を訪れると、旅の空だった。花の京都に現れた金さん、ひょんなことから祇園名物茶屋一力の娘・お景を助けたことから、そこで板前として働くこととなる。毎夜のように宴をはるお殿様がいる、鎌沢、塩谷の二人だ。偽造図面の行方を巡って、事態は二転三転していく…。果たして、遠山桜がどんな名裁きを下すのか?!