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清水港の名物男 遠州森の石松

Man from Shimizu

1958(昭和33年)/6/29公開 97分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10715 
配給:東映 製作:東映

定評ある錦之助の石松が、一生に一度の恋をするという物語を、御存知金毘羅代参を背景に描く涙と笑い、恋と長脇差の時代劇興趣篇。

清水港の名物男 遠州森の石松
(C)東映

ストーリー

清水の次郎長の子分・石松は次郎長に命じられて讃岐の金比羅まで刀を奉納しに行った。道中は酒・ケンカ・バクチは禁止、女嫌いなのに女だけは許可が出た。伊勢路と中仙道の別れ道で小政という男と知り合った。小政は石松に惚れてくれる女がいるのは幸せなことだとしみじみ恋の真実を教えた。これを聞いて嬉しくなった石松は刀を奉納するとすぐ色街へ出かけ、夕顔という遊女にひとめぼれ。寂しい面影だけれど心に染み入るようないい女。夕顔は石松が讃岐を発つときに手紙を託してくれた。見受山の鎌太郎のところに寄ると、身内がみな漁師や百姓になって働いていて石松は衝撃を受ける。やくざな身の上でも汗水たらして働くべきだ、ということを見せられた。しかも鎌太郎の親分は夕顔の手紙を読んで、彼女が不幸な身の上と知ると石松と夕顔の仲を取り持とうと言う。喜んだ石松は仲のいい小松村の七五郎にそのことを知らせようとするのだが、そこで小政にも再会し、夕顔のことを話す。さて、石松はその足で都鳥に金を返しに行く。村は盆踊りの真っ最中で面をつけた男女が踊っている。急な夕立に辻堂へ駆け込むと、周りに面をつけた男たちが囲んでいるのに気づく。盆踊りの群集に紛れてやくざが狙っていたのだ。名乗っても答えずに切りかかってくる。さては1年前に斬った保下田の久六の舎弟か!今頃は見受山に夕顔が着くころだ。花嫁衣裳の夕顔を見るまでは死ぬわけにはいかない・・・。

清水港の名物男 遠州森の石松
(C)東映
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