作品検索

作品紹介

若君千両傘

The Lord 's Thousand Ryo Umbrella

1958(昭和33年)/7/30公開 85分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:10698 
配給:東映 製作:東映

風来坊の旗本次男坊が、堅苦しい武士を嫌って家を飛び出し、市井に綴る騒動記。明朗大川橋蔵の魅力を充分に生かした、剣と恋、笑いと涙の青春時代劇。

NO IMAGE

ストーリー

街道をかける騎馬の一群。養子縁組を明日に控えて姿を消した旗本本田多門の次男坊・城太郎を追う本田家用人川辺甚内の一行だ。当の城太郎は道端の絵日傘で相合傘。たまたま腰掛けていた町娘・お春の絵日傘に隠れたのだ。颯爽とした若侍に思慕の情を抱くお春。城太郎は先を急ぐが、遊人風の男・新吉がついてくる。一度は怒った城太郎だが根は善人の新吉と意気投合し、新吉の誘いで賭場に行くと大当たり!ごっそり稼いで逃げ出した。城太郎と新吉が着物を取り替えていたので甚内は新吉を追いかけ、城太郎は易者の咳頻軒如仙にかくまわれた。一方、お春は実家の口入屋・上総屋に城太郎が貧乏な身なりで職探しに来ていることに驚く。料亭の板前に失敗し、海産物問屋・松前屋の下男奉公をする城太郎。松前屋と犬猿の仲の浪花屋は実は新吉の実家。双方の喧嘩騒ぎで二人は再会して喜び合う。城太郎は浪花屋の次男・裕吉と松前屋の一人娘お菊が恋仲と知り、偽装心中をして親を改心させようと一計を案じる。作戦は成功。親同士も仲良くなり、城太郎、新吉も連れ立って湯治に出る。琉球使節の行列が通りかかる。と、城太郎は付近で十数人の薩摩藩士と戦っている公儀隠密の親友・伊佐を見つけて飛び出した。伊佐は薩摩家老が琉球使節と共謀し、献上の香炉に毒を仕掛けたことを告げ、息絶える。城太郎は追いかけてきたお春の馬に飛び乗ると一路江戸へ向かって急いでいった。

若君千両傘
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)