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柳生旅ごよみ 女難一刀流

The Martial Yagyu Clan

1958(昭和33年)/10/8公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10901 
配給:東映 製作:東映

ご存じ柳生十兵衛、天下御免の旅先で襲い掛かった剣難女難。明朗大友柳太郎が綴る、お色気と笑いと豪快な件の明朗旅日記を、オール女優陣総出演で描くユーモア時代劇。

柳生旅ごよみ 女難一刀流
(C)東映

ストーリー

日本一の剣術使いと噂の高い、将軍家ご指南役柳生但馬が嫡男、十兵衛三厳は、足の向くまま気の向くまま懐中無一文で武芸旅としゃれこみ、旅籠小春屋の二階から大名行列の駕籠の主松平伊豆守から大枚二百両をせしめるとドンチャン騒ぎに明け暮れた。気前がよくて二枚目の十兵衛をものにしようと躍起になって後を追う田舎芸者お春、お絹、お染の三人組の色仕掛けを逃れた十兵衛は、にせ十兵衛の八木重平と顔を合わす。ここで十兵衛はにせ十兵衛の弟子となったが、この先生は道場破りがもっぱら専門、さすがは柳生流の名声高く、手合わせもなくして五両、十両と小銭が溜まるから本物の十兵衛は大くさり。一方、隣村の庄屋の息子へ嫁入りが決まった村娘お雪に天狗様の白羽の矢が立ったが、お雪には固く言い交わした若者新助があるという。その夜、お雪に代わった十兵衛が駕籠に入り山に登って正体を見破れば、天狗とは山賊雲霧権左衛門だった。十兵衛は雲霧をはじめその一味を残らず斬って捨てた。おまけに天狗のお告げと偽り、十兵衛は辰年にあたる新助をお雪とめでたく結ばせ気楽な一人旅に帰った。道中、十兵衛は家中の武士に追われる旅装束の若衆美乃を助けた、羽鳥城に乗り込んだ。城主羽鳥弾正は、明晩に控えた豊年祭に領内の処女二十人を城中にとどめて慰み者にしていたのだ。その弾正を操るのは家老水野刑部一味。豊年祭の当夜、華やかな豊年踊りの中一人笠をはねたのは十兵衛で・・・

柳生旅ごよみ 女難一刀流
(C)東映
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