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修羅八荒

Devastation

1958(昭和33年)/11/11公開 93分 カラー シネマスコープ 映倫番号:10917 
配給:東映 製作:東映

京都所司代の御金蔵から御用金四千両が紛失。残された印籠唯一つを手がかりに、この謎を追って江戸へ向かう颯爽右太衛門の浅香恵之助をめぐる愛憎波瀾の物語。

修羅八荒
(C)東映

ストーリー

京都二條城の御金蔵から四千両の御用金が何者かの手で奪い去られた。浅香恵之助は御金蔵の傍に落ちていた剣かたばみの定紋入り印籠だけを唯一の手がかりとして江戸へ旅立った。それを追うのは兄の三輪与一郎を殺され、その犯人は恵之助だと勘違いしている三輪滝太郎とその滝太郎の許婚の雪江だ。ある日、尺八一管を手に虚無僧姿に変装した恵之助は、腰の印籠を狙う陣場弥十郎と名乗る剣客一味こそが捜し求めた盗賊一味だと確証を得る。その恵之助の許に駆け寄ったのは元芸者の愛しきお駒である。だが使命のためには二人は楽しい語らいもできず、そこに兄の仇と三輪滝太郎の烈剣が斬りかかりる。恵之助はそれを振り切り陣場の後をひた走る。江戸の陣場一味は本所の金蔵院に籠っていた。彼等は幕府の若年寄り、松平安芸守の命により所司代板倉内膳正の失脚を目的に御用金を盗んだが、安芸守拝領の定紋入り印籠を恵之助に握られて痛恨、執拗に恵之助を狙う。恵之助は、薩陀峠で滝太郎の仇は陣場であると知り、江戸へ到着後に妹お蘭を尋ね、間もなく現れる筈の滝太郎と雪江にこの由を通じ、晴れて仇討ちができるようにと固く伝言して姿をくらました。恵之助は、岡ッ引判次の助力を得て、陣場の策略を暴露する寸前、陣場はお駒を誘拐し印籠と引き換えにと恵之助を夜の御陣ヶ原におびき出す。血の雨の降る御陣ヶ原、阿修羅の如き恵之助の必殺剣は斬って斬って斬りまくる・・・

修羅八荒
(C)東映
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