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美男城

Castle of Handsome Men

1959(昭和34年)/2/24公開 93分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11070 
配給:東映 製作:東映

その昔秀吉が盛政の妻をおかした宿命の子-戦国時代に生きる孤独の青年剣士御堂主馬之介をめぐる三つの恋と野望。波瀾多彩な登場人物が繰りひろげる戦国絵巻。

美男城
(C)東映

ストーリー

関ケ原の合戦で徳川方が勝利を得た裏には、美濃の国日坂の城主・伊能盛政の大阪方に対する裏切りがあった。盛政の子主馬之介にとって、この父の行為は死にまさるものだった。彼は父の殺害を心に決めた。一方家康は、勝利をもたらせた盛政ではあったが、その謀叛を心よく思わず、盛政・主馬之介暗殺を図った。主馬之介と幼馴染ではあったが野心家の須藤頼之助は、主馬之介に惹かれている妹・千草の気持を利用、主馬之介を屋敷に引き入れ毒を盛った。土牢に入れられた主馬之介に外から鍵が渡された。関ケ原の戦で一命を救った金吾中納言の妹・美尾姫だった。日坂城では謀叛の責をタテに家臣達が盛政に詰腹を迫っていた。盛政は狂乱、天主閣に火を放った。「あなたを斬って私も死ぬつもりでここへ来ました」瀕死の盛政に主馬之介は言った。が、盛政は主馬之介に意外な出生の秘密を語った。「妻はむりやり秀吉の夜伽を命ぜられた三成がとりもったのだ」。主馬之介は父の裏切りの全貌を知った。三成への復讐、それがこの事件の全てだったのだ。主馬之介は父の遺骸を車に伊能家の菩提所歓喜寺に向った。しかし、住職は冷くこれを拒んだ。主馬之介は亡骸を日坂城に葬ることにした。だが日坂城で待っていたのは頼之助率いる暗殺団だった・・・。

美男城
(C)東映
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