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ふたり若獅子

Two Young Lions

1959(昭和34年)/5/19公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11227 
配給:東映 製作:東映

田沼意次親子の暴政に怨嗟の声高い江田の街に、これに対抗し尾張家を捨て一介の浪人となった墨染新九郎と農民救出の為に自ら盗賊に身を投じた怪盗春風の安太郎の義侠篇。

ふたり若獅子
(C)東映

ストーリー

十代将軍徳川家治の世、幕政は大老田沼意知の手によって乱れ、貧困にあえぐ農民達がある一方、権政と手を結び私腹を肥やす江戸商人があった。怪盗春風の安太郎は田沼に一矢報いて権政に泣く弱い農民を救うために、田沼の屋敷に忍び込むが失敗する。そこを救ったのは徳川御三家のひとつ尾張大納言晴信の三男で、自由を求めて家を飛び出した快男児墨染新九郎だ。安太郎の心意気を買った新九郎は安太郎の力となり、田沼の暴政を暴くために敢然と立ち上がった。そんなある日、田沼直々の印旛沼埋め立てのお墨付きをもらうため、相馬屋角造はかつて安太郎が救ったお律と、活花師匠のお志津を田沼の悪家老井上伊織に差し出す。新九郎は安太郎とその子分の丑松を伴ってお志津を救い、角造からお墨付きを奪い老中松平越中守の許へ送る。今こそ田沼の暴政が明るみに出ようとしたその時、新九郎とお志津を捕らえた田沼一派が新九郎らと引き換えにお墨付きを渡せと越中守に迫る。田沼の悪事を証拠立てるお墨付きではあるが、尾張家三男新九郎の一命には変えられず、越中守は涙をのんで承諾する。越中守が田沼屋敷に現れたその時、突如二人の間に立ちはだかった男、安太郎の救いを得た新九郎である。さすがの田沼も新九郎の前には手も足もでず、遂に新九郎の正義の剣が唸りを上げる・・・

ふたり若獅子
(C)東映
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