1959(昭和34年)/9/6公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11335
配給:東映 製作:東映
老中の娘と生まれながら、町火消の家に育てられたひばりの鉄火娘が里見浩太郎と組んで、江戸から大阪へ、唄と笑いとペーソスを盛って突っ走る魅力痛快のうぐいす道中。
越前守の隠し子とは知らず、江戸の町火消の辰五郎のもとで暮らすお雪は、西丸年寄林肥後守に無礼討ちされようとした浮浪児の三太をかばうが、辰五郎の叱りを受け家を飛び出してしまう。男姿に身を変えたお雪は、雪太郎と名乗り三太を相棒に東海道を西へ向かった。島田の宿で、悪雲助に襲われた時、津波の小五郎という若い旅人と鉢合せした。昼間、腹を空かした三太がかっさらったおにぎりの持主である。その時、二人は稲葉小僧新助という男から一通の封書をあずけられた。封書は林肥後守一味の連判状。大阪の米問屋と結託して米の買占めによる値上りをはかり、米騒動を起して越前守の失脚を計ろうというのだ・・・。