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殴りつける十代 

Rebellious Teens

1960(昭和35年)/4/5公開 67分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11625 
配給:東映 製作:東映

薄幸の姉弟が社会のダニのような音楽ブローカーと対立し、美しい姉弟愛と暖かい友情の中を強く生き抜いていく姿を描いた清純派青春ドラマ。

殴りつける十代 
(C)東映

ストーリー

高商三年の学生で、トランペットと唄は天下一品、明朗な性格で人気者の神沢史郎には両親がおらず、CMタレントとして活躍している美貌の姉・京子と二人だけの生活をしてきた。京子にはニッポーレコードのプロデューサー・萓場健治という恋人がおり、史郎の就職後に結婚する予定だ。史郎は、学生アルバイトバンドに借り出されることがあったが、経験から史郎には地道で堅実なサラリーマンになって欲しいと願う京子は、それを知って激しく叱責した。ある日史郎は、コーチを依頼された女子楽団でピアノを弾く三田明子と再会した。数日前、同級の向井に追い回されているのを助けたのだ。交際が始まった二人を妬んで向井が喧嘩を売るも、史郎の腕力に失敗する。しかし史郎も腕を傷つけ、トランペットを吹くのに大きな障害となった。アルバイトをクビになりかけたが、芸能ブローカー・熊本の口利きで無事治まった。一方、熊本の情婦・蘭子は、京子の協力でニッポーレコードと契約。蘭子との手切れを恐れた熊本は、史郎たちを襲わせ、その乱闘の渦中で明子が傷ついた。史郎が、明子の入院費を工面すべく奔走している間に熊本から京子へ電話が入る。京子と五十万円で契約したいというのだ。入院費捻出に躍起の京子は、さっそく事務所へ出向くが、そこに待っていたのは人の弱さにつけこむ、以前から京子の美貌に目をつけていた熊本だった…。

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(C)東映
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