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波止場野郎 

Man of The Harbor

1960(昭和35年)/4/26公開 71分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:11709 
配給:東映 製作:東映

国際都市横浜を舞台に暗躍する国際スパイ団を相手に敢然と戦いを挑むハマのチンピラやくざを主人公に、彼らが人間の誇りに目覚めて正しい青春を掴んでいく姿をスリルとサスペンスと唄を織り交ぜて描いた痛快アクションドラマ。

波止場野郎 
(C)東映

ストーリー

岩佐新一は、幼い時に母を失い、麻薬中毒患者の父も何者かに殺害された天涯孤独の少年だが、その気風の良さと腕力の強さから、仲間のタツ、ヒデ、ロク、ヤスたちから兄貴と慕われる、暗黒街に生きる自称ハマの顔役だ。新一は傷害罪で警察にあげられたこともあるが、島村刑事や三浦刑事に可愛がられていた。特に三浦刑事は新一たちを使って、極秘裏に諜報機関の連絡を突き止めたり、麻薬密売のルートの情報を提供させる代わりに金を渡していた。新一たちは三浦刑事をGメンの旦那と呼んでいた。新一に対抗する昌竜丸の船長・藤田は、ボス王秀沈の命令で某国の諜報員ギルバートの所持している秘密文書を奪うため、配下の黒木、丹波らとギルバートを拉致した。これを見たタツは、いいネタを見つけたと単身昌竜丸に乗り込むが、黒木に見つかり捕らわれる。タツを助けようとする新一たちに代わったのは三浦刑事。二人の行方を案じる新一たちの前で、昌竜丸は一大音響と共に爆発し、海底に没した。恋人タツを失ったマリは、故郷へ帰る決心をした。新一たちに見送られて東京駅を発つ。何気なく列車で前に座った男を見ると、驚くことにタツを死に導いた昌竜丸船長の藤田だった。死んだはずの藤田が生きている。それならタツは…?このことを一刻も早く新一たちに知らせようと、マリは再び東京へ向かう…。

波止場野郎 
(C)東映
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