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宮本武蔵 

1961(昭和36年)/5/27公開 110分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11998 
配給:東映 製作:東映

関ヶ原合戦の敗走から白鷺城天守閣幽閉まで。暴れん坊時代の武蔵を描いた巨匠・内田吐夢監督と中村錦之助の傑作巨篇。吉川英治不朽の名作完全映画化。

宮本武蔵 
(C)東映

ストーリー

慶長五年九月、関ヶ原の合戦で惨敗に終った西軍豊臣方の死骸の山の間から顔を出した若者、新免武蔵と本位田又八は野望を抱いて西軍に加わったが傷つき、もぐさ家のお甲とその養女朱実に救われた。この母娘は戦場荒しを稼業とする盗賊だった。ある日、お甲の家を野武士辻風典馬の一隊が襲った。武蔵は典馬を殴殺し又八は手下を追いちらした。そんな二人にお甲の誘惑の手が伸びた。又八は許嫁お通を忘れお甲と共に姿を消した。武蔵に豊臣方残党詮議が厳しく、武蔵は人殺しを重ねつつ故郷の宮本村に向かった。武蔵召捕りの為、姫路役人青木丹左衛門が村の七宝寺を本陣として采配を振っていた。その頃、お通のもとに又八からの縁切状が届いた。又八の母お杉婆と権六叔父は、又八の出奔を武蔵のせいにして武蔵を恨んでいた。七宝寺には沢庵坊主が居候していた。農繁期の盛りに百姓達は武蔵召捕りの為に借り出された。みかねた沢庵はお通と二人で武蔵を生け捕りにしてきた。同じ捕るなら仏の慈悲という沢庵の言葉に武蔵は剣を捨てた。だが、沢庵は境内の千年杉に武蔵を吊るしあげた。そして人間としての道を諄諄と武蔵に説いた。沢庵の大きな心を知らないお通は武蔵を哀れに思い、一夜、武蔵を助け共に宮本村を逃れた。武蔵は、囮として捕えられている姉を救出せんと日倉の牢に向ったが、姉は沢庵に救われていた。沢庵は武蔵を姫路の白鷺城に連れて行った・・・。

宮本武蔵 
(C)東映

シリーズ

「宮本武蔵 」シリーズ(5)

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