作品検索

作品紹介

豪快千両槍 

Fine Spear

1961(昭和36年)/6/17公開 84分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12332 
配給:東映 製作:東映

槍一筋に生きる天下無禄の素浪人と情熱の貴公子との友情話を通じて、大名・旗本・庶民という三つの世界に繰り広げられる人生模様を抒情豊かに描いた近衛十四郎、里見浩太郎のコンビが謳いあげる武士道痛快篇。

豪快千両槍 
(C)東映

ストーリー

八代将軍吉宗の治世。深川に神道無辺流槍術の道場を構える不破主水という清廉剛直の浪人者があった。ある日、主水は旗本の精鋭隊鍔鳴り組隊員、旗本千三百石、井野又哉の妹鈴江の不遜な態度をたしなめた。すると、鍔鳴り組隊長で鈴江の恋人でもある吉宗の次男、源之助が主水に謝罪を求めて押し寄せた。この対決は主水に想いを寄せる深川芸者千代春仲裁で事なきを得たが、後日愛宕山で出くわした主水と源之助は裸で勝負し、一進一退のうちに源之助が池に投げ込まれて幕を閉じた。その翌日、源之助は主水を江戸城に招き、その槍さばきを将軍にお目通しした。その場で江戸家老飯尾右京は主水に源之助と共に指南役として迎え入れたい、と申し出るが主水は断る。主水は右京の卑怯な企みを見抜いていた。右京は藩政を立て直そうと熱望するあまり、源之助を婿養子として迎え入れ源之助の心を強くとらえている鈴江を抹殺しようとしていたのだ。将軍の若君と旗本の娘という身分の隔たりを越えて情熱で結ばれている二人。手段を選ばない右京は、鈴江に横恋慕する鍔鳴り組の塚原鬼十郎を利用し二人の仲を裂こうとする。一方、源之助の将来に槍一筋に生きた武士の夢を託した主水は、尾州家江戸屋敷に切り込もうとする鍔鳴り組を制し、鈴江の命を求めて井野邸へ殺到した鬼十郎たち浪人群を神道無辺流乱軍乱れ突きで縦横無尽に突き立てる。そこに右京の狡知に長けた背水の陣が敷かれるが・・・

豪快千両槍 
(C)東映
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)