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忍術使いと三人娘 女狐変化

Magician And Three Daughters

1961(昭和36年)/7/2公開 66分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12319 
配給:東映 製作:東映

ユーモリストの忍術使い、その師匠、師匠の娘という忍術一家が、お得意の忍術で老中田村意次の大陰謀を暴いて、美男の焼津藩士を救うという物語。ふんだんに特撮を使った大人の漫画的な愉快な映画です。

忍術使いと三人娘 女狐変化
(C)東映

ストーリー

ある日、千代田城で将軍家御息女と諸大名の若殿の集団見合いがありましたが、焼津藩主山城守の土産黄金の壷からヘビとガマが飛び出して、将軍の怒りを買い、山城守は失脚してしまいました。これは砂金を産出する富裕な焼津の土地に目をつけた老中田沼意次の悪計で、病気の末姫と意次の嫡子駒太郎を結ばせ、ニセ金造りに必要な焼津の砂金を一挙に手に入れようと計ったものなのです。しかも、末姫の病気というのが、意次の腹心甲賀鉄斎によって、南蛮渡来の蛇光の毒薬を盛られていたものなのです。毒薬は末姫から人間の感情を奪い、末姫は夜となると夢遊病者のように辻斬りを働いていたのですが、弓さんと師匠の龍幻それに娘の摩也は、お馴染み江戸っ子蝶次たちの応援を得て大活躍、一寸法師から犬や猫にまで化けて鉄斎の妖術を破り、遂に末姫の落とした印籠を入手して、田沼一味の陰謀をつかみました。これを見て、さしもの将軍家治も目覚めて、田沼一味を捕らえました。しかし、毒薬におかされた末姫は無表情でこの捕物騒動を見つめていましたが、弓さんが一寸ホッペタにキスすると、たちまち正気を取り戻し、弓さんと結婚したいと後を追いかけ始めました。それをまた摩也がヤキモチ半分で追いかけて白中には久方ぶりに明るい笑顔が戻ってきました・・・

忍術使いと三人娘 女狐変化
(C)東映
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