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カメラトップ屋　お嬢さんが狙ってる

1961（昭和36年）/7/26公開　57分　モノクロ　シネマスコープ　映倫番号：12388　
配給：東映　製作：東映

喜劇界の人気者石井均の第三作。今回はマスコミ時代の英雄、カメラトップ屋に扮して登場。八百長ボクシング、連続放火事件などの特ダネを追って、文字通り縦横無尽の珍妙演技を見せ、抱腹絶倒の笑いをご披露する爆笑編。

ストーリー

新鮮でショッキングなニュースを追って、今やマスコミ界は華々しいネタ合戦。自称カメラトップ屋百江均一と倉田六造は、ショッキングニュース社なるものを設立した。しかし、間抜けな上にお人よしの均一と六造は、商売仇の東都ニュース社の片岡編集長、谷崎、梶両カメラマン達のいい笑いの種だ。そんなある日、昌子と名乗る美しい女性が均一と六造の下宿に現れ、かねて八百長試合だと噂の流れていた石川対石田のボクシングに挑む際のフィルムを二万円で買い取るというのだ。フィルムには札束を受け取っている負けた石川選手とチンピラの鉄、そして顔は見えないが葉巻を持ち大きな指輪をした男の手しか写っていないのだが。ともかく、久しぶりに二万円という金を手にした均一と六造は早速豪遊し、ハメをはずして警官に捕まりブタ箱で一夜を明かすハメになったのである。かの不思議な女性昌子の依頼で、都内に起こる連続放火事件の取材に奔走する均一たち。ここでも東都ニュース社の谷崎カメラマンとしのぎをけずる取材合戦になるが、意外にも均一が捉えたフィルムには、例の大きな指輪をした手の男が写っていた。昌子はこの男がボクシングの八百長と保険金目当ての放火事件の張本人だと推理する。あにはからんや、クラブマラゲーニアに潜入した均一と六造はこの事実を確認するが、いつの間にか舞台に飛び出して、外国人喜劇役者やらチンパンジーと絡んで大混乱・・