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江戸っ子繁昌記 

Works of Fish-Man

1961(昭和36年)/8/26公開 86分 カラー シネマスコープ 映倫番号:11906 
配給:東映 製作:東映

魚屋五郎はイキはいいが怠け者なのが玉にキズ。だが愛する妹お菊が奉公先の旗本青山播磨に斬られたと知ったとき、捨て身になって旗本屋敷へ怒鳴り込むのです。錦之助の二役主演。

江戸っ子繁昌記 
(C)東映

ストーリー

芝片門前の久兵衛長屋に住む魚屋勝五郎は、竹を割ったようにさっぱりした男であったが、酒好きと怠け癖が玉に瑕。今朝も魚河岸通いを十日も休んでたところを恋女房のおはまに泣きつかれて、しぶしぶ早朝の芝浜へ。だが魚の代わりに手にして帰ってきたのは落とし主がわからぬ財布。中には持った事もない小判を前に狂喜した勝五郎。財布をおはまに預けて長屋の仲間に大判振る舞い。そこで勝五郎は実の妹お菊の自慢話に花を咲かせる。六年前、お菊は旗本の青山播磨に見初められてお屋敷奉公に上がり、今は播磨の寵愛を受けて幸せに暮らしているはず。勝五郎もお菊のおかげでやくざから足を洗い、今の魚屋稼業をすることが出来たと、お菊と播磨に心から感謝していた。だがその晩、勝五郎の夢にお菊が現れた。お菊の身に何かあったかと心配になって起きてみると、昨日の財布も見当たらない。それも酔った夢の話じゃないかとおはまに言われ、しょげかえった勝五郎は肝心の商売もさっぱり手につかない。意を決して播磨邸に駆けつけるが門前払いを受けてしまう。それもそのはず、お菊は将軍家から拝領した高麗十枚皿の一枚を割ってしまった播磨を庇って、罪をかぶって播磨の手打ちを受けて既に死んでいたのだ…。

江戸っ子繁昌記 
(C)東映
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