1961(昭和36年)/9/13公開 88分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12516
配給:東映 製作:東映
ドキュメンタル・タッチで大好評の警視庁物語第十七話。観光地松島殺人事件を追って、松島-東京-名古屋とロケカメラが迫真の場面を捉える。シリーズ誕生以来おなじみの刑事達が総出演して熱演を振うオールスター映画。
日本三景の一つ、松島にあるグリーンホテルで若い女が殺された。死因は考察による窒息死。「山田一郎」と名乗った浅黒い細面の男と同宿していたことがわかり、遺留品の白浜・吉田屋旅館のネーム入り石鹸箱などの調査とともに、刑事たちは消えた「山田一郎」の行方を追う。塩釜のくのや旅館、そして白浜の吉田屋旅館にそれぞれ飛んだ刑事たちは、遺留品の石鹸箱の線から、野村硝子工場の息子・芳夫に渡したものだと判明。遂に被害者が芳夫の恋人・弓子の姉である初江だと判明する。そして初枝の恋人がパチンコのクギ師・米本であるとわかり、行方を追う。その最中、初江の父・常吉が捜査本部にやってきて、初江の籍が名古屋の原山二郎という男と入籍されていたことを告げた。この原山こそ米本であり、この事件の鍵を握る人物であるとにらんだ捜査本部は原山をようやく逮捕するが、事件の真犯人は別にいることが判明する…。
「警視庁物語」シリーズ(24)