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アラビアンナイト　シンドバッドの冒険

1962（昭和37年）/7/21公開　81分　カラー　シネマスコープ　映倫番号：12299　
配給：東映　製作：東映

『白蛇伝』や『西遊記』などに続いて製作された、東映動画（現・東映アニメーション）の古典的名作。アラビアンナイトならではの奇想天外なアイデアに満ちた大活劇は、日常を忘れさせ、観る者を夢見る少年少女の頃に連れ戻してくれる。脚本は漫画の神様・手塚治虫と『どくとるマンボウ』シリーズで知られる作家の北杜夫。黒柳徹子がアリー役で出演し、役者としての実力をいかんなく発揮している。

ストーリー

むかし、アラビアのチグリス河畔バザールという港町に、シンドバッドという大層冒険好きな若者と、仲良しのアリーという孤児がおりました。遠い南の島にある不思議な宝島の話を聞きつけ、ますます冒険心がふくれあがったシンドバッドとアリーは出港の準備を急ぐゴルダ号に船長に頼んで乗り込みました。出航したゴルダ号の甲板でシンドバッドは颯爽と舵を操ります。途中、上陸したバーレーン港でシンドバッド達はバーレーン城の王様を怒らせてしまい、牢屋に入れられてしまいます。しかし、心の優しいサミール姫に助けられ、サミール姫も仲間の一員として再び出航しました。微笑ましい航海が続いていましたが、ゴルダ号はどこで進路を間違えたのか、魔の海に迷い込んでしまいました。朽ち果てた難破船が青白く光り、海面一杯に生い茂る海藻に舵を取られ動きが取れません。しかし、シンドバッドが奏でる静かな美しい曲に幽霊も次第に姿を消し、やがて水平線上に朝日が輝きました。その先には絶海の孤島、宝島が見えました。シンドバッドとサミール姫たちは上陸しましたが、途中ではぐれてしまいます。シンドバッドは絶壁を登っている途中で大怪鳥に襲われてしまいます。一方、アリーは洞窟に迷い込み、光り輝く宝石を発見しました。しかし、そこには大怪獣バドランが立ちはだかります。果たして、シンドバッドはサミール姫と再会し、宝物を持ち帰ることができるのでしょうか？