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紀州の暴れん坊 

The Warrior from Kishu

1962(昭和37年)/9/1公開 83分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12849 
配給:東映 製作:東映

源六郎とよばれていた若き日の八代将軍・吉宗が、紀州家のお世継ぎをめぐる騒動に、もって生れた情熱と反逆精神を叩きつけ、雄大壮麗な南の海を背景に恋と活劇を繰り広げる青春時代劇。

紀州の暴れん坊 
(C)東映

ストーリー

紀州家の次男坊に生まれた源六郎は、父・徳川光貞の厄年に生まれたため、城を追い出されて南海の大自然の中で乳母のお浜と俊海和尚の手で育てられ、暴れん坊ではあるが正義と勇気を備えた青年として逞しく成長する。しかし、兄・頼職が病気にかかったため、世継ぎになることを勧められた源六郎は、お浜と別れてまで自分を捨てた親のもとへ帰る気はない、と頑として受けつけない。そんな折、分家から世継ぎを出そうと画策する城代家老の本間主水とその一味は、お浜を誘拐し源六郎をおびきだして襲い掛かるが、源六郎は大岡忠相に救われる。お浜を探しに海辺を馬で走らせる源六郎は、海女のおいくに出会い、どこか浜木綿の花にも似た野性的で美しいおいくに次第に惹かれていく。同じ頃、城中では兄・頼職の病状が悪化し、大岡忠相は源六郎の説得にかかる。おいくとの出会いを知った忠相は、「心底好きなら日本一の男になってやれ、紀州なんぞで威張っておらず、広い世界で暴れまわれ、それが出来ねばいっそ死ね!」と源六郎に言葉をかける。それを聞いた源六郎は今までの自分の行動を反省し、ついに城に帰る決心を固める。瀕死の兄・頼職は立派に成長した源六郎を見ると、安心したのか微笑を残して死んでいった。数日後、和歌山城中に大岡忠相が妹を伴い源六郎に面通りに現れるが、その美しい妹とは…。

紀州の暴れん坊 
(C)東映
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