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アイ・ジョージ物語　太陽の子

1962（昭和37年）/9/9公開　72分　モノクロ　シネマスコープ　映倫番号：12894　
配給：東映　製作：東映

波瀾多い放浪の旅を続け、数多い職業を遍歴しながら、遂に心の歌をつかみ、栄光の座をかちとった人気歌手アイ・ジョージの興味深い半生を数々の名曲にのせて描く、音楽伝記映画。

ストーリー

競輪の選手、パン屋の職人など転々と職を変える石松譲治は、常に自分をぶつける仕事を求める逞しい若者だ。横浜でプー太郎を始めた譲治は、パチンコ屋で働く心の優しい娘・治子の励ましもあり、歌手になる決意をする。艶歌師から始めた譲治は、相棒に金を持ち逃げされたりしながら、マスコット人形のジョニーを心の頼りとして、北海道から九州へとめぐり歩く。
ある町で悲境にあえぐ治子を救った譲治だったが、そのために譲治に迷惑のかかるのを怖れた治子はまた姿を消した。ある日、悲しい気持ちをマスコット人形に語る譲治にチャンスが訪れる。譲治の個性に目をつけた古川という男がナイトクラブ「アロウ」に推薦したのだ。やがてアイ・ジョージという名がトリオ・ロス・パンチョスとの共演で全国に知れ渡るのである。