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遊民街の銃弾 

Operation Diamond

1962(昭和37年)/12/9公開 80分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13002 
配給:東映 製作:東映

白・黒・黄の人種で織りなす国際ギャングが、二百万ドルの宝石をめぐって相争い、ダイナマイトやマシンガンが炸裂する。

遊民街の銃弾 
(C)東映

ストーリー

不法入国のかどで黒人サムは外人収容所に入れられたが、趙やパーカーや十三号という同房者は其々に一癖も二癖もある連中で、なかでも正体不明の東洋人十三号は腕っぷしが無類に強く、係官も手を焼いていた。サムは強奪した二百万ドルのダイヤを基地の火薬庫に隠していたが、この秘密を十三号に打ち明けて協力を頼んだ。やがてサムの恋人・春子が朗報をもって面会に来た。彼女はキャバレーで働いていたが、ボスの高木が力を貸すと申し入れてきたというのだ。収容所の見取図が手に入ると、十三号は一同に脱獄プランを打ち明ける。床に穴を開けて下の病室へ抜け、病室の床のタイルをはずして二メートルほど穴を掘れば下水道に出られる。下水道の壁は高木に破壊して貰う。作戦通りに工作は進み、そして決行に。四人は病室の白人女アンともども下水道で高木たちと合流した。一同は高木の別荘で基地の地図を囲んだが、宝石が欲しいばかりにサムの脱獄を買って出た高木は十三号たちが邪魔だった。もう一つサムを狙うマイヤーらの外人団があり、アンはその秘命を受けてもぐり込んでいたのだ。だが、十三号の素性が高木の女・安芸子の実兄で十二年前に日本を捨てた笠見利夫と分り、高木は笠見に一目置かざるを得なくなった。綿密な計算のもと、軍用トラックを奪って基地に入りこんだ笠見らは、宝石を隠した魚雷をまんまと運び出すのだが…。

遊民街の銃弾 
(C)東映
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