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関東遊侠伝 利根の朝焼け

Morning Glow over The Tone

1963(昭和38年)/2/6公開 83分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13076 
配給:東映 製作:東映

領主を叔父にもつ旗本の若君が、二足草鞋の悪徳親分と結託する強欲な役人の悪事を暴くため、ヤクザに姿をかえて暴力の町に殴り込むという恋と任侠の痛快時代劇。

関東遊侠伝 利根の朝焼け
(C)東映

ストーリー

にわか雨に見舞われて軒下に飛びこんできた若い旅人は三日月の健、その奥の座敷では笹川繁蔵の妹・お直を囲んで、飯岡一家と笹川一家の者が難しい顔をして話し合っていた。八州見廻り役の小宮山剛造がお直に惚れ、仲を取り持つ事により勢力を伸ばそうとする助五郎が談じこんでいるのだ。ところが勝気なお直は話を蹴ると座をとび出し、入口にいた健にまであたり散らして帰ってしまった。お直とやりあった健の気っ風に惚れて、助五郎は子分にとりたてることにした。飯岡に住みつくようになり甲斐甲斐しく働いていた健は、ある日笹川一家の賭場荒しを命じられる。殴りこみの最中に駆けよってきたのは、健を慕ってきた江戸の娘・小夜だ。下知に従ってその場を離れる健を呆然と見送る小夜の前に立った浪人は桧三十郎といい、江戸で食い詰めて小宮山を頼ってきたが小夜に横恋慕していた。健に今度は繁蔵の寝首を取れとの命令が下り、旅装束も颯爽と街道を急ぐ健を待っていたのは三十郎だった。居合抜きも鋭く斬ってかかる三十郎をかわして逃げる健は、実は飯岡の領主の甥で秋山健太郎という侍だったのだ。繁蔵に対面した健は身分を明かして小宮山、助五郎の悪事を曝くことの協力を依頼し、そこで小夜との再会を喜びあった。三十郎に健の正体を告げられた小宮山、助五郎は健太郎暗殺の策を練るのだが…。

関東遊侠伝 利根の朝焼け
(C)東映
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