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侍富士を走る 

Samurai Flights to Fuji

1963(昭和38年)/5/8公開 55分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12525 
配給:東映 製作:東映

金森藩壊滅の陰謀を計る将軍家側用人・柳沢出羽守たち悪人共を相手取り、旗本次男坊の瓢介と松平藩若君・千四郎のコンビが大活躍。家運と恋を賭けた飛脚選手権大会などが展開する笑い一杯の娯楽時代劇。

侍富士を走る 
(C)東映

ストーリー

造酒問屋・美濃屋の居候・葛城瓢介と、伊予松平藩の若君である千四郎は無二の親友。そして瓢介は美濃屋の娘・お玉と恋仲であり、千四郎には美濃金森藩の息女・お奈奈姫が恋人であった。ただ、瓢介は店の酒に手をつけるほどの大酒呑み、千四郎は大のケチという欠点が、お玉とお奈奈姫を悩ませていた。そこで瓢介の足の速さを買ったお玉は店を飛脚屋に変えてしまい、千四郎はお玉から買い取った道具で酒造りの内職を始めることにした。そんなある夜、お奈奈姫に横恋慕していた柳沢出羽守は、屋敷に黒岩陣馬という殺し屋を迎え入れた。出羽守と金森藩を我が物にしたい上山藩主・青山大和守は結託して千四郎を亡き者にしようとたくらんでいた。そんな事とは露知らず、千四郎とお奈奈姫の婚礼の日がやってきた。だが陣馬の短銃が千四郎の肩を射抜き、婚礼は延期の憂き目に。一方飛脚屋となった美濃屋は大繁盛し、千四郎の造り酒屋も大儲け。だがこの飛脚に目を付けた大和守が全国飛脚選手権大会を開催し、金森藩と松平藩の選手を脱落させる事で両藩の壊滅を図る。松平藩は千四郎が出場し、金森藩はお奈奈姫が無理を言って瓢介に出場してもらった。そして様々な思惑がめぐる中、いよいよ飛脚大会がはじまろうとしていた…。

侍富士を走る 
(C)東映
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