1963(昭和38年)/6/2公開 100分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13145
配給:東映 製作:東映
宇宙から降ってきた隕石の放射能の影響を受けて不思議な能力を身につけた佐助が成長して、むささびのお霧らと共に幸村の部下となり八百長だらけの大阪冬の陣、夏の陣を暴れまわる痛快時代劇。
徳川家康に囲まれ風雲急な大坂城。そこへ、隕石の放射能の影響で人の心を見通せる放れ猿の佐助、むささびのお霧、ずく入の清次ら戦国浮浪児たちが「どうせつまらぬ世の中ならば、カッコよく死にたい」とやってきた。その連中の大将が、失業していた真田幸村だ。だが、大坂方で真剣に戦おうとするのはこの真田隊だけ。秀頼はフヌケ、幹部の一部では徳川方と手を結び、八百長合戦を企んでいる始末。かくて大坂冬の陣の後、佐助らは濠埋めにコキ使われる。アタマに来た真田隊は「自分たちだけでもカッコよく死のうぜ」と飛び出して大坂夏の陣が始まるが、誰もついてくるものなく、結局は失敗してしまう。人の心を読み取れるだけに、人を信じにくい佐助は、せっかく得たお霧の愛を捨てて旅に出て行ってしまう…。