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親分を倒せ

1963（昭和38年）/6/22公開　87分　モノクロ　シネマスコープ　映倫番号：13221　
配給：東映　製作：東映

W.P.マッギヴァーンの原作をもとに、「網走番外地」シリーズの名コンビ、高倉健と石井輝男監督が魅せる本格ギャング・アクション。高倉健が、殺し、裏切り、情欲が渦巻く非情の黒社会に生きる男の孤独を熱演。その他、金子信雄、平幹二朗、杉浦直樹、三田佳子ら豪華共演陣が脇を固める。

ストーリー

バーのマダムが殺害された。犯人はその後、巡回中の警官を傷つけて逃走。そんな中、元刑事のヤクザ・吉岡は、仲間の金田に呼び出される。実はマダム殺害の犯人は金田のボスの元代議士・柳沢が使っていた殺し屋・小森で、傷を負わされた警官は吉岡の弟だった。小森が逮捕されると柳沢や自分の悪事までが暴かれることを恐れた金田は、事件の目撃者である吉岡の弟に嘘の証言をさせろと言う。従わなければ消される黒社会。吉岡は弟を説得するが、金の誘惑に負けて刑事からギャングに成り下がった兄を憎む弟は、その話を頑なに拒否した。このままでは弟の命が危ない。吉岡は唯一の肉親を守るため、単身、柳沢と金田のもとへ。だが、彼らにとって吉岡はすでに裏切り者。そんな二人の態度に激怒する吉岡は、彼らに挑戦状を叩き付けた！