1963(昭和38年)/11/10公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13344
配給:東映 製作:東映
シリーズ第2作。天下無敵の次郎長一家の活躍と、チャッカリやくざ追分三五郎にオッチョコチョイの石松のコンビが織りなす笑いとアクションの数々を描いた明朗時代劇の決定版。
次郎長を頭に、桶屋の鬼吉、関東綱五郎、大政、法印大五郎、増川の仙右衛門らの子分が揃う次郎長一家。三島に到着した裸道中の一行は、贈られた着物を着て赤鬼一家へと向かったが、赤鬼の金平がまったくの分からず屋で、ついには喧嘩が勃発!次郎長一家の初喧嘩は、途中、次郎長の剣の師・小川武一が加勢して圧倒的な勝利を収めるが、この成り行きを見物するふてぶてしい男がいた。この男に喧嘩を売る鬼吉と綱五郎。だが、彼のその度胸に感心した次郎長たちは、清水での再会を約束して別れた。その男とは、仁義をきる時だけは歯切れの良くなる根っからヤクザ者・森の石松。そんな石松の前に、女にめっぽう弱い追分の三五郎が現れた。ヒョンなことから宿を共にすることになった二人は、とある賭場で投げ節のお仲に目を奪われるが…。一方、次郎長たちが草鞋を脱いだ小川一家。そこでは盛大な賭場が開かれていたが、役人たちに嗅ぎ付けられ、次郎長一家は小川の身代わりとして牢屋入り。牢名主は、一家を容赦なく痛めつけた。その頃、清水港でも騒動が持ちあがっていた。黒駒の勝蔵が、大熊の縄張りを横取りしようとしていたのだ。それを知った次郎長たちは、百叩きを覚悟の上に釈放されると、一路、清水港へと向かう。
「次郎長三国志」シリーズ(4)