1964(昭和39年)/8/26公開 90分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13604
配給:東映 製作:東映
もと海賊の8人の悪党が奉行所を襲撃するという無法な計画の下に結集し、各々の特技を駆使して秘密裏に行動を開始する。やがて彼らの計画は思惑を超えて、多くの人々への善行へとなっていくという奇抜な悪党譚。息つく間もないスリルとスピードに満ち溢れた、集団時代劇の傑作。
公事宿「碇屋」の亭主勘助は、七年前までは海賊の一味であった。その勘助が突然、触れを出し、昔の仲間を呼び寄せた。かつて、勘助の海賊船が奉行所に襲われたとき助けてくれた恩人、河内屋善右衛門の七回忌を営みたかったからだ。善右衛門は、大阪屈指の廻船問屋で、莫大な財産をもち、水路開発に力を注ぎ、庶民から慈父の如く愛されていたが、この財産を狙った東町奉行松平右近将監によって、海賊の張本人として処刑されたのだった。