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大喧嘩

Giant Rumble

1964(昭和39年)/9/5公開 94分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13639 
配給:東映 製作:東映

旅がらす(大川橋蔵)とニヒルな侍やくざ(丹波哲郎)を中心に、敵も味方もない非情な縄張り争いに焦点を置き、三日三晩くりひろげられる殴り込みの凄絶さと戦術、かけひきを克明に捉えた時代劇アクション巨篇。

大喧嘩
(C)東映

ストーリー

浅間の噴煙の下、小田井宿の絹市を元々取り仕切っていたのは勝場一家。だが笹島一家の再三の横車に、ついに籐兵衛親分は喧嘩状を叩きつけた。喧嘩は勝場一家の勝利に終わり、笹島組の親分を斬った榛名の秀次郎は、籐兵衛の娘・おかよに別れを告げ旅に出た。それから三年後。小田井宿に戻ってきた秀次郎は街の状況が一変していることを知る。勝場一家と兄弟の盃を交わしていた赤岩の亀蔵は笹島一家を併合し、勝場一家の縄張りを狙い始めていた。かつての勢いはすっかりなくなり、新興勢力に追われた勝場一家は秀次郎の帰郷を喜ぶが、カタギの商人に迷惑が及ぶと、籐兵衛と秀次郎は乾分をなだめた。だが籐兵衛の兄貴分・上州屋仁右衛門は用心棒の三鬼をつかって、両家の喧嘩に火をつけようと暗躍、その隙に縄張りを一気に奪おうと画策していたのだ。そんな中、秀次郎はおかよが自分の弟分であった伊之助の女房になっていて、その伊之助は既に足を洗い、目明しとなっていたことを知る。割り切れない思いを酒で紛らわす秀次郎を笹島一家が襲う。喧嘩を避けたい秀次郎だったが、三鬼の暗躍で一味を殺され、小指を詰める破目に。欲に目のくらんだ亀蔵に対し、秀次郎は、息子の太市を人質にすることで喧嘩を食い止めようとするが、喧嘩の火付けに失敗した三鬼がおかよをさらい、救出に向かった伊之助も殺してしまった。ついに籐兵衛は喧嘩の支度を開始してしまう…。

大喧嘩
(C)東映
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