1965(昭和40年)/1/15公開 85分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13782
配給:東映 製作:東映
赤松光夫の「高校生の性典」を原作に、山の緑と紺碧の海が美しく調和する外房州の大自然を舞台にして、本間千代子・西郷輝彦の人気コンビが思春期のセックス問題を健康的に捉え、若い力を明るく歌い上げる青春路線第4作。
房総半島の美しい大自然をふところに育った原美千は、父と妹の三人暮らし。五年前に母をなくしてからは、立派に母親役を務める明朗な女子高生である。美千のクラスメイトは多士済々で皆それぞれに若さを謳歌していた。ある朝、学校に駆け込んだ美千は、新任の戸野村先生を紹介される。戸野村は、ユーモアにあふれ、モダンな好青年で、着任早々学校中の人気教師となった。美千は、そんな戸野村に、教師以上の好意を抱き始め、「先生が好きです」と純愛を告げるのであった。しかし、美千の中学時代の親友であるユリは、自らの不幸な生い立ちに対する彼女の同情への反感と、ユリが想いを寄せる津田が美千を想っていることへの嫉妬から、美千を毒牙に落とし入れようと企むだった…。