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股旅 三人やくざ

Three Yakuza

1965(昭和40年)/5/22公開 120分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13918 
配給:東映 製作:東映

中村錦之助、仲代達矢、松方弘樹の豪華トリオが、男の世界の哀歓を謳った娯楽超大作。初めて人情に触れた兇状持ち、親の情愛に打たれて身代りになって死を選ぶ若いやくざ、憧れと現実の相違に夢破れたやくざなどの姿を笑いと迫力の中に描いている。

股旅 三人やくざ
(C)東映

ストーリー

【第一話】久太郎は、少年・勘坊の縁で村長・三右ヱ門の家に草鞋を脱ぎ、悪代官所役人・半兵ヱを斬るよう頼まれた。義理堅い彼は半兵ヱと対決するも、久太郎の敵ではない。そこへ木枯の仙三が現れて半兵ヱを追った。ところが半兵ヱに買収され、ずらかってしまう。久太郎はここぞ正念場とばかり一世一代の勇を奮って斬りかかり、半兵ヱは倒れた。しかし、それは、勘坊が仕掛けた狸の罠によるものだった。
【第二話】貸元・金兵ヱ親分は、千太郎の仁義を受けると、旅籠から遊女・おいねをさらおうと企む猪之助と卯吉を斬るよう命じた。千太郎は、おいねが猪之助を待ちわびていること、かつて千太郎が斬ったやくざが猪之助だったことを知り、卯吉に血判を押した手拭を渡す。千太郎は金兵ヱを斬り捨て、御用提灯の波の中へ飛び込んでいった。千太郎の首にかかった二十両で身請けされたおいねは、卯吉が漕ぐ舟で利根川を下っていく…。
【第三話】博奕でいかさまがばれた文造と源太。逃げる道中立ち寄った峠の茶屋の娘・みよは、死んだ母親を埋めてきたところだという。文造は、彼女の父の親友を装い金を出すが、自分を捨てた人は父ではないと拒まれた。突然源太が、博奕の金だとわめいて文造を投げ飛ばす。はだけた腕の刺青には、みよの母の名が…。文造こそ父であるとわかったみよは罵るが、この時追っ手がやって来た。同じく父に捨てられた過去を持つ源太は、文造を店の内へ突き飛ばすと、一人斬り込んで行った。

股旅 三人やくざ
(C)東映
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