1965(昭和40年)/5/22公開 90分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13947
配給:東映 製作:東映
好色と奇癖の持ち主として名を売り上方落語に新風を注いだ革命児・桂春団治の一生をコミカルなタッチで描いたお色気喜劇。春団治と三人の女のやりとりをストーリーの中心に、涙と笑いに溢れた人情味豊かな作品。
女と酒には弱いが、芸には熱心な春団治に料亭の仲居・おたまは惚れていた。ふたりは同棲したものの春団治は贔屓筋の若後家・お千代に熱を上げてしまう。幼なじみの力松の真赤な俥に乗り寄席から寄席へ渡り歩く春団治の人気は高かったが、放蕩をつくすため貧乏暮らしが続いた。それでも耐えたおたまだったが、京都の娘・おときが妊娠するに至り、春団治の許を去る。一方、おときは娘・春子を産んだが春団治はお千代の家に入り浸ったまま。愛想を尽かしたおときは春子を連れて京都に帰るのだが…。