1965(昭和40年)/7/10公開 87分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14042
配給:東映 製作:東映
第1作の爆発的な大ヒットによりシリーズ化された「網走番外地」の続編。高倉健扮する橘真一の胸のすくアクションに笑いの要素が加わったコミカルアクション仕立ての作風が特徴的である。共演は嵐寛寿郎、田中邦衛ら。ヒロイン役の瑳峨三智子が主人公に恋心を抱く女スリを演じている。
函館で銀行強盗事件が起こりダイヤが盗まれた。守衛と賊の一人が死体となって発見されたが、手掛かりはなく捜査は行き詰まる。その頃、刑期を終えて仲間の大槻と網走を出て青函連絡船に乗るため函館港へやって来た橘真一は、女スリ・ユミと知りい三人旅をすることになるが、船中で盗難事件が発生。一斉検査を受ける乗客の修道尼のトランクの中から転がり落ちたマリモの一つを記念にとポケットへ入れた大槻は、青森で見知らぬ男から「拾ったマリモを売ってくれ」と札束を渡される。何かウラがあるとみた橘らは、ユミの持ってきた新聞を見て驚いた。マリモの中身はダイヤで、修道尼に変装した運び屋が殺され、おまけに橘たちが犯人扱いをされているのだった。網走帰りの身では、自ら真犯人を捕えるしか身の潔白を証明する事は出来ない。三人は犯人探しのため東京へと向うが…。
「網走番外地」シリーズ(10)