1967(昭和42年)/5/3公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14861
配給:東映 製作:東映
“博奕打ち”シリーズ第2弾。本作では、博徒の金看板といわれる“刺青”をクローズアップして、火の様に燃える男の世界、刺青師の生態を描く。出演者全員が、からくりもんもんの刺青を見せ話題をさらった。
大正初期、東京へ出て刺青師の修行を積んだ渡世人・相生宇之吉が五年ぶりに大阪に帰ってきた。親友の渡世人・立花清の背に「武松虎退治」を彫るためだった。一方、鬼若組組長の鬼若五郎は、兄の彫久を日本一にするためには手段を選ばぬ非道な男だった。宇之吉の師匠の彫安も鬼若に妬まれ生活苦のあまり娘の小雪を女郎に出さねばならなかった。あまりの悲惨さに宇之吉は彫安を引き取り、小雪を身受けしようとする。これを知った鬼若は宇之吉を葬るために小雪を誘拐する。おりしも、日本一の彫師を決める刺青大会が催されることが決まった。
「博奕打ち」シリーズ(8)