1967(昭和42年)/6/17公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14945
配給:東映 製作:東映
破門された兄弟分の無実を信じ、大阪から九州と、仁義白刃の旅を続ける男、そのすさまじい執念と熱血のドスで、男の友情を謳いあげる。全身26ヶ所のドス傷を受けながら11人を叩き斬り“浪花直”と異名をとる男を鶴田浩二が演じる任侠迫力編。
飛田遊郭で11人を斬った男・直治が出所した。弟分の銀三は花代を持ち逃げしたとして海音寺親分から破門されていた。銀三のことをよく知る直治は、無実を信じてあとを追う。すると、実の犯人は直治の幼なじみ・伊之助で、銀三は伊之助を庇いながら追っていたのだった。そのころ、伊之助と銀三は、炭坑の払い下げをめぐり、岡崎一家と財前一家が対立する九州にいた。伊之助の姉は財前親分の女で、姉の料亭で居候をしていた。伊之助の所在を知った直治は必死に伊之助に頼み込み、銀三の身の証をたてることを約束した。だが、不承知の財前親分は伊之助を殺害する。直治の怒りのドスが財前一家に立ち向かう。