1967(昭和42年)/8/12公開 90分 カラー シネマスコープ 映倫番号:14992
配給:東映 製作:東映
舞台を北海道から九州へと移した高倉健の大ヒットシリーズ第9作。
博多、若松、阿蘇山にカメラを据え、網走男・橘真一と不良少年たちの素裸の友情を描きながら、ラストは祇園山笠祭りの真っ只中での凄惨、血みどろのクライマックス・シーンで締めくくる娯楽アクション痛快篇。監督はシリーズの生みの親である石井輝男。
九州にやって来た橘真一は、地元の暴力団が少年たちをそそのかしているのを知り、彼らを悪の道から救うために立ち上がる。網走出身で、世間の裏街道を歩く流れ者・橘は鬼寅の招きで九州へやってきた。鬼寅は不良少年保護施設で働いており、橘は助手として彼を手伝うことになった。少年たちと友情を深めていく橘だったが、地元の暴力団・門馬組は少年をそそのかし、悪事をさせようとしていた。橘は博多山笠祭りの真ツ只中で、門馬組を叩き潰す!少年たちの行く末を願い、橘と鬼寅がカラダを張って大芝居を打つ…。
「網走番外地」シリーズ(10)