1968(昭和43年)/5/1公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:15306
配給:東映 製作:東映
若山富三郎が、型破りの血まみれ渡世を描いて絶賛を浴びたアクション映画。理屈抜きの大アクションが全編に展開し、爆弾男のような大阪極道の痛快な個性の魅力に溢れた作品。
“尻斬り常”と異名をとる暴れん坊・杉田常次郎が新宿の黒崎組に腰をすえた。互角に渡り合った同志会の小磯とは激闘数刻、意気投合、兄貴分の契りを交わすことに。ある日、常は黒崎兄弟の命を受けて大倉組のシマにあるパチンコ屋を脅すが、黒崎、大倉の抗争に秋葉一家の大親分が仲裁に入ったことで黒崎組から追放されてしまう。やがて黒崎は関西の昇竜会と結託、秋葉一家と同志会の潰減を計り、常の子分・川村を抱きこんでスパイ行為に及んだ。憤怒した常は川村の尻を斬って刑務所入り。この間、秋葉一家の衰退が目立ち、一家の盃を受けた小磯が黒崎組の図に乗った動きを阻止していた。刑を終えた常は秋葉一家のために黒崎との対決を心に決める。