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長靴をはいた猫

1969（昭和44年）/3/18公開　80分　カラー　シネマスコープ　映倫番号：15517　
配給：東映　製作：東映アニメーション

東映動画（当時）長編アニメーション製作40周年を記念したファン投票で第1位に選ばれた本作をニュープリントで再映。
製作当時、森康二、宮崎駿、大塚康生、小田部羊一といった日本を代表するアニメーション作家がスタッフに加わり、個々の才能と創意を結集させた日本アニメーション史に燦然と輝く金字塔的な傑作である。

ストーリー

ネズミを助けた罪でボスネコたちに死刑を宣告されたペロは、縛り首の縄を切って逃げ出し、3匹の殺し屋猫に追われるハメになった。
殺し屋たちをまいて、雨宿りのためとある農家の軒先を借りたペロは、気の優しいその家の3男坊ピエールと出会った。ピエールは父の死後、2人の兄ダニエルとレーモンにろくに食べ物ももらえず、粗末な服を着せられコキ使われていたのである。意気投合した１人と１匹は追い出されるように家を出て旅に出るのだった。
町まで来たペロとピエールは、お城のローザ姫のお婿探しの張り紙を見つけた。「よし、これだ！」機知あふれるペロの大活躍が始まった。ピエールをカラバ公爵という貴族にしたててローザ姫と結婚させてしまおうというのだ。だが、その計略も成功するかと思われた寸前、姫を気に入った魔王ルシファによりローザ姫はさらわれてしまった。
ペロとピエールはローザ姫を救い出すため魔王ルシファの城へと向かうのだった…。