1986(昭和61年)/8/9公開 124分 カラー ビスタ 映倫番号:12018
配給:東映 製作:二馬力 / 徳間書店
「風の谷のナウシカ」から2年。アニメ界の巨匠・宮崎駿は「ガリバー旅行記」の中に伝えられる空中の浮島ラピュタ帝国の伝説をモチーフに、スリルとサスペンス満載の冒険活劇を誕生させた。ラピュタに秘められた財宝をめぐって繰り広げられる驚天動地の一大アドベンチャー巨編、それが「天空の城ラピュタ」である。
同時上映「続・名探偵ホームズ」
廃坑寸前の鉱山町で働く少年パズーは、空から落ちてきた少女シータを助けた。一夜明け、シータのペンダントを狙う海賊に追われてシータとともに逃走を図るうち、バズーは今は亡き父が見たという伝説の島ラピュタが実在することを知り喜ぶ。だがその直後、ふたりは軍の兵隊たちに包囲され囚われの身となってしまった。パズーは国防軍のティディス要塞の地下牢に閉じ込められ、シータは軍の将校ムスカに連れられ奇妙なロボツトを見せられる。この正体不明のロボツトの胸には伝説のラピュタ帝国の紋章が刻まれていた。政府はラピュタの存在を確信し、軍を使って探索に乗り出していたのだ。ムスカはさらにシータがラピュタの王女である事などを話し、パズーの命と引きかえに“ラピュタ”の位置を示す呪文を教えるよう強要するのだった。訳のわからぬまま釈放されたバズーは激しい自己嫌悪と悔恨の念に歯ぎしりする。その時、海賊の無線機が軍の暗号無線を傍受した。軍は巨大飛行戦艦ゴリアテを動員しシータを連れラピュタを目差すらしい。シー夕奪還のため要塞に出撃しようとするドーラに、パズーは一緒に連れていってくれるよう、懇願する。彼の並々ならぬ心意気に打たれたドーラは、彼をフラップターに便乗させ共に要塞を目差す。