2009(平成21年)/11/14公開 122分 カラー ビスタ 映倫番号:118397
配給:東映 製作:「笑う警官」製作委員会
原作『笑う警官』 (ハルキ文庫)は北海道警を舞台に80万部を超える人気を誇る「道警シリーズ」の第1作にあたる。原作者の佐々木譲は、『警官の血』が「2008年版このミステリーがすごい!」で1位に選ばれ、第138回直木賞にもノミネートされた実力派人気作家。『笑う警官』は2002年に実際に起こった北海道警察の組織ぐるみの汚職事件をヒントに、警察内部の腐敗した闇に対してメスを入れる骨太な社会派小説であり、昨今の「警察小説ブーム」の先駆かつ金字塔といえる作品である。
物語は、札幌市内のアパートで女性の変死体が発見されたことで始まる。すぐに元交際相手の巡査部長・津久井に容疑がかけられ、さらには異例の射殺命令までもが!この一連の流れに違和感を感じた所轄の警部補・佐伯は、信頼できる仲間を集め、秘密裏に捜査を行う。その結果、彼らは北海道警察内部の闇に踏み込んで行くことになるのだが・・・。