1993(平成5年)/12/11公開 116分 カラー ビスタ・サイズ 映倫番号:113919 一般
配給:東映 製作:COO製作委員会
第99回直木賞を受賞した景山民夫のベストセラー小説「遠い海から来たCOO」がついに劇場用アニメーション映画となって登場。夢と興奮に満ちた原作を得て、南の島のフィジーを舞台に、可愛くて不思議な生き物の赤ちゃんCOOと少年とが織り成す愛と冒険のファンタジー。そして、父と子の温かな触れ合い、生きること、信じあうことの尊さを描いたハートウォーミングなドラマ。
美しい南の島フィジーのパゴパゴ島に住む海洋生物学者・小畑徹郎と一人息子・洋助の目の前に小さないのちが姿を現したのは、嵐が過ぎ去った静かな朝のことだった。海岸に打ち上げられたそのかわいくて不思議な生き物は、つぶらな瞳で洋助を見つめると「クー!」と一声鳴いた。この日からそれはクー(COO)と名付けられ、洋助少年との心温まる交流が始まる。このCOOこそ、6500万年を超えて生き延びた水棲恐竜プレシオザウルスの赤ちゃんだった。しかし、その楽しい日々も長くは続かなかった。絶滅したと思われていたプレシオザウルスの存在を知った巨大な組織が、ある目的のためにCOOを利用しようと動き出したのだ。そして、少年のCOOを守るための戦いが始まった・・・。