第二次世界大戦も終結間近、日本軍は必死の反撃の手段として人間魚雷“回天”と神風特攻隊を編成した。それに搭乗する若い士官たちの海空での活躍振りを、男の友情を織りまぜて描いた迫真の海空戦大作。
金子市之丞、河内山宗俊、片岡直次郎、暗闇の丑松ら江戸で札つきの悪党連の生活感情豊かな喜怒哀楽と、富や権力を誇る人々にない人情の美しさをユーモアとペーソスを盛って自由奔放に描いた興趣篇。
瞼を閉じれば幼いあの日の母の顔…あの胸にもう一度抱かれて泣きたいと旅にさまよう人情やくざ。哀愁にじむ錦之助の母恋い凶状旅。五つの時に別れた母を、探し歩いて二十年。母恋い長脇差を血にぬらし、やっとめぐ・・・