人間関係が希薄になりつつある現代社会の中で生まれた「遺品整理業」という職業を通して、成長する若者の姿と、「生と死」という切実なテーマを真摯に描いた「アントキノイノチ」(さだまさし著、幻冬舎文庫)。本・・・
雪深い新潟、亀田。その厳しい自然と苛酷な運命に抗して闘う、この地代々の旧家にして蔵元である田乃内家の20年に及ぶ変転と家族愛を、一人娘の烈の成長を軸に格調高く描いた文芸大作。
原作は本作が7作・・・
「満開の桜がきれいだった…」壊れかけた家族は、70年前の父の大切な思い出の場所にたどりつけるのか。『精霊流し』、『解夏』、『眉山』、『アントキノイノチ』…。良質な映画化が相次ぐさだまさしの小説から新・・・