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作品紹介

ママ横をむいてて

1955(昭和30年)/3/15公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

ラジオとテレビで有名な中村メイコの処女作小説「ママ横をむいてて」の映画化で、楠田芳子が脚色し、堀内真直が監督に、楠田浩之が撮影を担当。出演者は原作者である中村メイ子、石浜朗、佐野周二、田浦正巳、中山惇二のほか中川弘子、一郎の姉弟、小山明子、井川邦子、三宅邦子、沢村貞子、須賀不二夫、高橋豊子、北竜二、明石潮などで、他に佐田啓二が特別出演。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

アツコは十八歳の声優である。斎藤プロデューサー、島田女史、若い女優の秋山等の態度を見ては大人は分からないと思った。アツコは親友ペコからパパの浮気心を治めてと頼まれ、巧みにパパの心をペコの所へ取り返した。隣には美しい春代が住んでいたが、パトロンの金造に対する春代と、恋人清美と一緒にいる時の春代とその両面を見て、アツコはますます大人は不思議だと思った。アツコは有閑マダム細川夫人にナイトクラブへ誘われ、夫人と可愛い青年トシ夫の芝居じみた様子に感心した。その夜、アツコはパパの親友ユキムラのオジサマの家に泊まり、オジサマを愛していると思っていた。翌日アツコは親友ナミキと遇った。ナミキはアルバイト医大生松崎明と清い交際をしていた。アツコはママにナミキと明の恋を話した。もう一人の友だちカスミはボーイフレンドとホテルに行きたいと言い、アツコは唖然とするばかりたった。アツコがオジサマを好きであると知っているママは、やさしく愛の難しさを悟した。アツコはオジサマとミウラのオバサマからトモヒコを紹介され、四人は毎水曜日一緒に遊ぶこととなった。一方ナミキと明は涙ながらに別れる事となったが、丁度現れたアツコに励まされやっと明るくなった。春代も金造を子供の所へ帰した。パパとママはアツコのオジサマへの愛を心配したがアツコは苦しんでも愛した人に愛されたかった。オジサマとオバサマの昔の恋人同志が思い出の水曜日を共に過ごしている事を知ったアツコは、ママの背中に頬をつけて涙ぐんだ。

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