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眼の壁

1958(昭和33年)/10/14公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

松本清張のベスト・セラーを高岩肇が脚色、大庭秀雄が監督したもので、パクリ屋の手形詐欺を発端として展開する推理映画。撮影は厚田雄春。佐田啓二、朝丘雪路、さらに高野真二・渡辺文雄・宇佐美淳也らが出演するほか、テレビ俳優・鳳八千代が入社第一回作品として起用された。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

奥湯河原の山中で、昭和電業の会計課長・関野が縊死していた。関野の部下・会計課次長の萩崎竜雄は、残された遺書から、関野の自殺が給料支払のための金融工作でパクリ屋一味の詐欺にかかって手形を奪われた責任をとったのだと知った。関野は堀口というパクリ屋を高利貸・山杉商事から紹介されていた。萩崎は客になりすまして、山杉商事を訪ねた。秘書の上崎絵津子という美人がいた。萩崎が見張っていると、絵津子は車で出かけ、荻窪の舟坂と表札のある邸に入った。萩崎は新聞社の友人・田村満吉を訪ね、舟坂英明が政界の黒幕的存在であることを知る。その愛人の開いている、銀座のバー“レッド・ムーン”で萩崎は田丸という男と知りあった。その時、絵津子が白髪の紳士と現れた。彼らを追おうとした萩崎は、待ち伏せた暴漢に袋叩きになった。田村の調べで、例の老紳士が代議士の岩尾であることが判った。岩尾の名刺が詐欺の舞台になった東洋相互銀行の応接室借用に使われていた。岩尾は何も知らぬと云った。萩崎と田村は舟坂をも訪ねたが、山崎という事務長に追い返された。萩崎は会社の顧問弁護士・瀬川から「危険なことに手を出すな」と警告される。深夜の青線で、“レッド・ムーン”のバーテン山本が田丸を射殺してしまった。萩崎は絵津子が羽田で人を送ったと知ると、乗客名簿を調べ、山本が名古屋へ飛んだことをつきとめる。

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